ICC、レバノン元首相暗殺への同国シーア派組織の関与を否定
8月 19, 2020 02:50 Asia/Tokyo
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ハリリ元首相
ICC国際刑事裁判所が、ハリリ・レバノン元首相暗殺に同国シーア派組織ヒズボッラーが関与していなかったとする判決を下しました。
IRIB通信によりますと、ICCは18日火曜、「ハリリ元首相の暗殺は、政治目的で行われたテロ作戦だった」とし、「シリアとヒズボッラーの指導者らがハリリ元首相の暗殺に関与していた事を裏付ける証拠は一切存在しない」と表明しました。
ICCの裁判官らはまた、「このテロにヒズボッラー事務局長が絡んでいた事を裏付ける証拠は全くなく、ヒズボッラーのナスロッラー事務局長とハリリ氏は良好な関係にあった」としました。
2005年2月14日、レバノン・ベイルートにて発生した爆弾テロ事件により、当時のハリリ・レバノン首相がほか21名とともに死亡しました。
その後、この事件に関与したとして4人の容疑者が逮捕されています。
この事件を受け、国連は特にレバノン特別法廷としてハリリ元首相暗殺事件に関する調査を開始しました。
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