ロシアが警告、「シリア北西部でテロ組織がイドリブ攻撃用に化学兵器を用意」
9月 12, 2020 20:39 Asia/Tokyo
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テロ組織「タハリール・アル・シャーム機構」
ロシア国防省が、テロ組織「タハリール・アル・シャーム機構」(HTS、ロシアで活動禁止、旧ヌスラ戦線)の戦闘員らがシリアのイドリブ県南部で化学兵器を用意し、国外のメディア向けに扇動を画策している、として警告しました。
シリア国営サナ通信によりますと、シリア各派和解調整センターのアレクサンドル・グリンケビチ副センター長は、「当センターの情報によれば、テロ組織に指定されているHTSの戦闘員らは非衝突地域のイドリブ県南部で化学兵器の用意を進めている」と述べました。
また、「これらの同戦闘員らは県南部のジェベリ・ザビヤ高地で撮影を予定しており、これに近東や欧州メディアの特派員らを集めている」と語りました。
アメリカとその同盟国はこれまで、シリア政府による化学兵器使用という偽の報道を口実に、シリアに軍事介入、攻撃し、同国の軍事および経済インフラを爆撃するなどして、シリアに展開するテロ組織が掃討されることを常に懸念してきました。
センター側の見解では、テロ組織側はこの撮影用に化学兵器を用意しており、その目的はシリア政府軍が民間人に使用している証拠として示すことだとしています。
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