サウジ総領事館前で抗議集会、カショギ氏殺害事件から丸2年(動画)
(last modified Sat, 03 Oct 2020 10:47:31 GMT )
10月 03, 2020 19:47 Asia/Tokyo

サウジアラビア人記者のカショギ氏殺害から丸2年を迎えた2日金曜、複数の国の公民権運動家や政治活動家らが、在イスタンブール・サウジ総領事館前で抗議集会を開催しました。

サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏は2018年10月2日、在トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館の中で、サウジ政府から派遣された要員の手で惨殺されました。

カショギ氏は、サウジ政府が起訴し逮捕状を出していた人物の1人で、拘束の恐れから国外で生活していました。

IRIB通信がトルコ・アンカラから伝えたところによりますと、抗議集会は、カショギ氏が殺された時間にあたる現地時間の13時14分丁度に、在イスタンブール・サウジ総領事館前で実施されました。参加者らは、この残虐な殺人事件の犯人が、中立的な裁判所で裁かれることを求めました。

国際人権NGOアムネスティ・インターナショナル・トルコの責任者ファティマ・ユリュル氏は、サウジのムハンマド皇太子がこの犯罪の主犯だとして、「残念ながらサウジの裁判所は、この事件の主犯たちを裁いていない」と述べました。

カショギ氏殺害から丸2年が過ぎ、トルコ政府はこの残虐な犯罪の現場に残された跡や映像、音声ファイルの一部を国営テレビTRTを通じて放送しました。

サウジアラビアは、カショギ氏殺害の件はすでに終わった事件だとしていますが、イスタンブール検察は先週、新たにサウジ国籍の容疑者6人に対し、裁判に向けた手続きを開始しています。

 

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