サウジアラビアが、再度、イエメン停戦に違反
4月 24, 2016 17:35 Asia/Tokyo
サウジアラビアの戦闘機が、14日間連続でイエメン停戦に違反し、同国の各地を攻撃しました。
イエメンのアルマスィーラ通信によりますと、サウジアラビアの戦闘機は24日日曜、3回に渡りイエメン北西部ハッジャ州を爆撃しました。
また、西部フダイダ州の複数の町の上空を飛行し、停戦を破りました。
サウジアラビアの哨戒機もイエメン北部のジャウフ州やサアダ州や首都サヌアの上空を飛行しました。
こうした中、イエメンの和平協議は21日木曜夜から、国連のイエメン担当特使の監督のもと、イエメンの各グループの参加によりクウェートで開始されています。
サウジアラビアは、アメリカの支持や地域の一部のアラブ諸国の協力により、昨年3月26日からイエメンのハーディー前大統領を復権させる目的で、イエメン各地への大規模な攻撃を開始しており、これにより、現在まで、イエメン人およそ1万人が死亡、他数万人が難民となり、同国のインフラ設備やサービス、医療施設の80%が破壊されています。
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