イエメン政府が、同国の船舶拿捕の継続についてサウジに警告
(last modified Wed, 23 Dec 2020 10:05:12 GMT )
12月 23, 2020 19:05 Asia/Tokyo
  • イエメンの船舶拿捕の継続
    イエメンの船舶拿捕の継続

イエメン救国政府のシャラフ外相が、サウジアラビア主導アラブ連合軍による石油製品の積まれたイエメン船舶の拿捕を批判しました。

イエメンのサバー通信によりますと、シャラフ外相は23日水曜、石油製品を積んだイエメン船舶が同国の港への入港を阻まれている状況を「イエメン国民全体を処罰している」と表現しました。

また、「サウジアラビアやアラブ首長国連邦といった国々は、イエメンにおける人道措置の支援を主張しているが、依然として兵糧攻め政策や石油タンカー入港の妨害などを続けている」と指摘しました。

続けて、「国連のマーチン・グリフィス(Martin Griffiths)イエメン担当特使とイエメン和平プロセス監督国の大使らは、これらの船舶の早急な解放に向けて行動を起こさなければならない」と述べました。

そして、アラブ連合軍に対し、「イエメン軍は、この国の封鎖という政策に対して手をこまねいたままではいない。もし封鎖が続くなら、イエメンの敵の停泊場所は安全ではなくなるだろう」と警告しました。

イエメン石油会社は、侵略者であるサウジ主導アラブ連合軍が5ヵ月以上にわたり、合計40万9055トンのガソリンや石油を積んだ船舶15隻を拿捕したままでいると発表しています。

サウジアラビアの主導するアラブ連合軍によって、2015年3月から軍事侵略を受け封鎖されているイエメンは、深刻な燃料や食糧の不足に直面しています。

 

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