ゴーン元会長逃亡事件で、トルコ人7人が法の裁きへ
1月 21, 2021 18:03 Asia/Tokyo
トルコ・イスタンブールにある裁判所が20日水曜、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の国外逃亡幇助罪で起訴されているトルコ人7000人の罪状を審理しました。
レバノン、ブラジル、フランスの3カ国の国籍を有するカルロス・ゴーン元会長は2019年、日本で会社法違反(特別背任罪)により起訴されていましたが、同年末に楽器箱に隠れて日本から密出国し、レバノンに逃亡しました。
レバノンのニュースサイト・ナハルネットによりますと、裁判所での審理はトルコのプライベートジェット会社MNGの従業員に関するもので、同従業員は4人の操縦士と2人の客室乗務員を使い、ゴーン元会長を日本からイスタンブール経由でレバノンに移動させたと言われています。
MNGジェットの操縦士と従業員らは、犯罪者の密航罪で起訴され、最大8年間の禁固刑が求刑されています。
これらの被告人は昨年7月の公判で保釈が認められたものの、トルコからの出国を禁じられていました。
さらに、客室乗務員2人にも、犯罪を通報しなかった罪で1年以下の禁錮刑が言い渡されています。
7人の被告は全員、罪状を否認しています。
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