中国が、パレスチナでの入植地建設停止を要請
中国が、シオニスト政権イスラエルの占領下にあるパレスチナでのシオニスト入植地の建設・拡大の停止を求めました。
中国・新華社通信によりますと、中国の張軍国連大使はパレスチナ側に自制した行動を求めるとともに、イスラエルに対しパレスチナでの違法な入植地建設活動を止めるよう求めています。
また、「イスラエルとパレスチナ抵抗運動・ハマスの間の停戦から1か月も経たないうちに、イスラエルは緊張を扇動するいわゆる”旗の行進”の実施に合わせて再びパレスチナ・ガザ地区を空爆し、不安定な停戦をさらなる不透明な靄の中へと投げ込んだ」としました。
さらに、「中国政府はすべての関係勢力、特にイスラエルに対し、最大限に行動を自制し、民間人に対するあらゆる挑発・暴力行為、または両者間の軋轢を悪化させる可能性のある行為を控えるよう要請する」と語っています。
続けて、「イスラエルはイスラム教徒の宗教的権利を尊重すべきだ」と強調し、「イスラエル占領地内の同政権による違法な入植活動継続は和平確立の障害となる」と述べています。
そして、「わが国はイスラエルに対し、国連安保理決議2334に従い、占領下のパレスチナ領土での入植の即時停止、パレスチナ人所有の民家の破壊の停止、パレスチナ人追放停止や彼らに対する暴力激化の制御を求める」としました。
シオニスト占領軍は今年5月10日、ガザ地区とパレスチナ人に対する残忍な攻撃を開始し、子ども69人、女性39人、高齢者17人を含む少なくとも250人のパレスチナ人を殉教に至らせたほか、1,910人を負傷させました。
イスラエル内閣は、12日間にわたり複数の抵抗組織からのミサイル作戦を停めあぐねた後、3時間に及ぶ会議で停戦に全会一致で同意しましたが、中国国連大使も認めているとおり、これは遵守されていません。
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