イスラエルのシオニストらがパレスチナ人家屋を破壊、数百人が家失う

パレスチナのリヤーズ・マンスール国連大使は、この３か月間でシオニスト政権イスラエル軍が７２のパレスチナ人の家屋を破壊し、これにより子ども４７人、女性１５人を含む７８人が家を失ったと強調しました。

ロンドンに拠点を置くアラブ紙「アルクッズ・アルアラビー」によりますと、マンスール大使は２９日火曜、国連事務総長や安保理議長国、国連総会議長国に書簡を送付し、イスラエルによるパレスチナ人家屋の大量破壊に関して警告し、「シオニスト政権軍はここ３か月間で、占領地の７２軒の家屋・建物を破壊し、数十人のパレスチナ人から住処を奪った」としています。

同大使は、「シオニスト政権は、少なくとも２１８世帯、人数にして子ども４２４人を含む９７０人に対し、自宅退去を強制した」と強調しました。

また、「シオニスト政権は今週、聖地ベイトルモガッダス・東エルサレムをはじめとしたヨルダン川西岸各地で、許可のない建設工事を名目として、パレスチナ人家屋の破壊のため大規模な行動に出た」としています。

同氏は、「シオニスト政権高官らはここ数年、パレスチナ人による建物の建設許可申請のおよそ９９パーセントを却下し、パレスチナ人にとって建物建設が事実上不可能になっている」と述べました。

マンスール大使はこの書簡の中で、ヨルダン川西岸全域における武装入植者らによる暴力激化や残虐ぶりの拡大、パレスチナ人への攻撃に言及した上で、過激派入植者らの行為は今現在も行われており、イスラエル占領軍による無条件の支援を得ているとしています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio