サウジアラビアで死刑執行が増加
7月 05, 2021 16:44 Asia/Tokyo
ウェブサイト「サウジ・リークス」によりますと、今年上半期にサウジアラビアで出された死刑判決は、前年比べて著しく増加しているということです。
サウジ・リークスは、今年上半期にサウジアラビアで31件の死刑が執行され、この件数は昨年と比べて2倍だと発表しました。
サウジアラビアの人権団体の発表によれば、同国を支配するサウード政権は、死刑判決を昨年に比べて少なく出し、国際レベルでの自国のイメージを回復しようとしていますが、体制反対派や批判派を弾圧する手段として死刑は存続しています。
サウジアラビアは常に、政治犯や同国の一族独裁への反対派らを、テロなどといった根拠のない容疑で死刑に処しています。
ヒューマン・ライツ・ウォッチなど多くの国際機関や人権団体が、サウジアラビアにおける表現の自由への弾圧及び、抗議者や人権活動家の収監、処刑をこれまでに何度も批判しています。
これら諸機関の発表によれば、サウジアラビアは世界でもっとも人権侵害を犯している国のひとつです。
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