OCHA,「2021年にはパレスチナ人難民の数が70%増加」
OCHA国際連合人道問題調整事務所が報告の中で、シオニスト政権イスラエル軍によるパレスチナ人の強制自宅退去が続き、2021年には昨年比でパレスチナ難民の数が70%増加する、との見方を示しました。
OCHAの情報サイトによりますと、今月14日だけでもヨルダン川西岸ラマラで、84人のパレスチナ人が家を失いました。初期的な査定によれば、イスラエル軍はこの地域で少なくとも49軒の民家を没収したとされています。
イスラエル軍はまた16日金曜、北ヨルダン渓谷地域の居住用の建物1軒を破壊し、没収しました。
複数の報告によりますと、この建物には6人の子供を含む一家8人が住んでいました。
2021年に入ってから現在まで、イスラエル当局は多くのパレスチナ人の家屋を破壊し、没収してきました。
また、今年に入ってから既に474のパレスチナ人の建物がイスラエル軍によって破壊されています。これにより、359人の子供を含む656人がヨルダン川西岸全域に避難しています。
この統計は、2020年の同時期と比較して、避難民の数が約70%、避難民の子供が約75%増加したことを示しています。
これ以前の2021年4月、イスラエルの裁判所は、聖地ベイトルモガッダス・東エルサレム内のシェイフジャッラーハ地区に住む複数の世帯に対し、自宅退去および、近くのシオニスト入植地への引き渡しを命じる判決を下しました。
パレスチナ人がこの判決を拒否したため、近隣の入植地のシオニストは同地区を襲撃し、住民の家を占領しました。
この襲撃の間に、住民とシオニスト入植者の間で衝突が起こり、それは最終的にイスラエル軍とパレスチナ人の間のより大規模な紛争に発展しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj