サウジ軍がイエメンのフダイダ・サアダ両州を攻撃、15人死傷
サウジアラビア主導アラブ連合軍がイエメンのフダイダ、サアダの両州に空爆、地上戦を仕掛け、これにより子ども3人を含む民間人5人が死亡、10人が負傷しました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビが13日土曜、報じたところによりますと、イエメン北部サアダ州国境地帯へのアラブ連合軍の砲撃で、民間人1名が死亡、8人が負傷しました。
さらに、イエメン西部フダイダ州南部への空爆では、子供3人を含む4人の民間人が死亡したほか、2人が負傷しています。
この空爆は、フダイダ州南部郊外の広い地域と数十の基地からのアラブ連合軍の撤退継続と同時に行われました。
また、別の報道によりますと、サウジにいるテロ組織アルカイダの首領は、イエメンの義勇軍および政府軍と戦闘状態にある事実を認めています。
イエメンとサウジのアルカイダ首領は、「イエメンの政府軍や義勇軍(人民委員会)との戦いにおける我々の役割は明白であり、誰もそれを否定できない。我々は11の戦線に参加した」と語りました。
サウジは2015年3月、国外亡命中のハーディ元イエメン大統領を復権させる名目で、アラブ連合軍というかたちで米国の支援を受けアラブ圏最貧国であるイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。
この侵略により、これまでに数千人ものイエメン人が命を落としており、国連の発表では同国の飢餓は世界最大の人道的大惨事に発展しているということです。
米サウジ関係は近年、米国を拠点にしていたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏の殺害や、イエメン内戦へのサウジの関与を受けて軋轢を抱えています。
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