米空爆によるシリア民間人殺害について新調査始まる
(last modified Tue, 30 Nov 2021 11:04:15 GMT )
11月 30, 2021 20:04 Asia/Tokyo
  • 米空爆によるシリア民間人殺害
    米空爆によるシリア民間人殺害

アメリカのオースティン国防長官が、女性や子どもの殺害につながった2019年のシリア空爆に関し、あらたな調査を行うよう命じました。

ロイター通信によりますと、オースティン国防長官は、数十人の女性や子どもの殺害を招いた2019年のシリア空爆に関し、新たな調査を行うよう命じました。

米陸軍司令部のマイケル・ギャレット司令官には、米特別作戦部隊によるこの攻撃について調査するため90日の期間が与えられることになります。

国防総省関係者らはこの中で、攻撃時に軍が犯した誤り、民間人被害に関する報告、戦争関連法違反と思われる事柄について、正確に調査する責務があります。

しかし、この無慈悲な攻撃で隠されている全ての部分が明らかになった際に、アメリカ政府内の誰かがこれに関して責任を引き受けるかどうかは、まだはっきりしていません。

この決定は、米紙ニューヨークタイムズでこの数か月に「米関係者や高官がシリア空爆での民間人死亡者に関する正確な統計を隠そうと画策している」と報道されたことを受けて出されました。

2019年3月18日にテロ組織ISISとの戦いを口実に行われたこの攻撃では、数年続く戦争を通じて最大規模の犠牲者が出ることになりました。しかし米軍はいまだに、シリア民間人の犠牲者の正確な人数をはっきりと示していません。

 

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