イラク・クルディスタン民主党党首、「イラクのクルド自治区に大きな危険が迫っている」
12月 05, 2021 18:27 Asia/Tokyo
イラク・クルディスタン民主党のマスード・バルザニ党首は、テロ組織ISISが同国クルド人自治区の一部に激しい攻撃を加えたことで、同地区に大きな危険が迫っていると述べました。
バルザニ党首は4日土曜、前日にISISがクルド人自治区マフムルを攻撃したことをうけ、このような攻撃が増加することで迫る大きな危機について警告を発しました。
そして、「数日前には(同自治区西部の)ガルミアンで、昨日はマフムルでテロ攻撃があった」と述べました。
イラクのサレハ大統領も4日土曜ツイッターで、ISIS分子がクルド人自治区内の2つの村を攻撃したことについて、「マフムルにある(クルド自治政府軍事組織の)ペシュメルガ拠点に対するISISの攻撃は危険なものであり、それに対処することが目下我々が早急にすべきことだ」と記しました。
イラク筋は3日金曜、ISISのテロリストらが、クルド人自治区首都エルビル近郊のマフムル地区にある2つの村を攻撃し、死傷者が出たと報じました。
イラク政府は2017年、3年間におよぶ戦闘を経て、ISISに対する制圧宣言を出しました。しかし、離散した同組織の要員は依然として、同国のディヤラ、キルクーク、ニナワ、サラーフッディーン、アルアンバル、バグダッドの各県の一部地域で活動しています。
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