パレスチナ自治政府、「国際刑事裁判所はイスラエルを追及すべき」
パレスチナ自治政府外務省が、オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所に対して、シオニスト政権イスラエルの兵士がパレスチナ市民を公開処刑した事件を調査するよう求めました。
シオニスト政権軍は4日土曜夕方、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスク近くにおいて、釈放した23歳のパレスチナ人男性を狙撃し、男性は銃弾の直撃を受けて殉教しました。シオニスト政権軍はこれについて、「このパレスチナ人は入植者1人を刃物で刺し負傷させた」と主張しています。
ロシアのアラビア語チャンネル・ロシアアルヨウムによりますと、パレスチナ自治政府外務省は5日日曜、「パレスチナ人青年を狙撃し死亡するまで路上に放置するという、占領軍の犯した公開処刑という罪は、人道に反する戦争犯罪であり、関連国際法にもとづいて処罰されなければならない」と強調しました。
同外務省はまた、「シオニスト政権の内部法規では、自身の軍兵士や警官に対し、自らに危険を及ぼさないためには、自己判断で相手に理由も告げずにどのパレスチナ人であろうと殺害したり処刑したりすることが許可されている」と指摘しました。
続けて、「これらの犯罪は、パレスチナ人をシオニスト軍の軍事訓練や射撃訓練で標的にするという、シオニスト政権の人種主義的な占領思考を反映しており、さらには、同軍の倫理的退廃の深刻さをも示している」としました。
そして、「この下劣な犯罪は、特に映像や音声といった形で証拠が存在することから、あらゆる国際機関と連携して追及するだろう」と強調しました。
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