サウジ国王が、新たな反イラン的虚言を展開
12月 30, 2021 21:31 Asia/Tokyo
サウジアラビアのサルマン国王が、反イラン的な根拠のない主張を再び繰り返しています。
タスニーム通信によりますと、サルマン国王は29日水曜、オンラインで行ったサウジ議会での年次演説において、イランが破壊的行為を行っているとして非難し、「イランは地域の危機と問題を引き起こしている」と主張しました。
続けて、イランが核問題において国際社会と協力していないと非難しました。
この滑稽な主張に反し、IAEAはこれまでに繰り返しイランの核活動が平和的であり、同国が核合意を遵守していることを確認しています。
サウジ関係者らは、長年アメリカ政府およびシオニスト政権イスラエルに同調しており、反イラン的な虚偽の主張を行っています。
イランは抵抗戦線の主要な一員として、アメリカ・イスラエル・サウジの枢軸が地域で行う陰謀に対抗する上で主な役割を果たしてきました。
サルマン国王のイランを非難する発言の一方で、サウジはUAEと連合を組み、イエメンに6年あまりにわたり凄惨な攻撃を行っています。
サウジとその同盟国がイエメンで行う戦争では、これまでに数十万人のイエメン人が死傷し、400万人が難民化しています。
この戦争ではまた、イエメンの国内インフラの85%以上が破壊されており、同国は食糧・医薬品の深刻な不足にあえいでいます。
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