イエメン最新情勢;サウジ国境警備隊の銃撃により9人死傷
2月 12, 2022 18:18 Asia/Tokyo
サウジアラビアの国境警備隊がイエメンの民間人に発砲し、1人が死亡、8人が負傷しました。
イエメンのアルマスィーラ・テレビが12日土曜、伝えたところによりますと、サウジ国境警備隊はイエメン北部サアダ県で発砲し、これにより1人が死亡、8人が負傷しました。
また、サウジ主導アラブ連合軍の戦闘機も12日未明、イエメンの首都サヌアを空爆しました。
国際人権団体「セーブ・ザ・チルドレン」は、今年1月はイエメン戦争が始まって以降もっとも流血の多い月だったとしています。
イエメン人権省は最近出した声明の中で、アラブ連合軍の攻撃を非難し、サウジやその同盟国によるイエメンでの犯罪はアメリカのゴーサインによって行われているとしました。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメン戦争は、2015年3月から現在までに数十万人のイエメン人死傷者と400万人の難民を生み出しました。
また、この戦争によりイエメンのインフラの85%以上が破壊され、同国に深刻な食糧品・医薬品不足を引き起こしています。
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