サウジ皇太子が、イランとの協議継続を望むと表明
3月 05, 2022 16:38 Asia/Tokyo
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イランとサウジアラビアの国旗
サウジアラビアのムハンマド皇太子が、新たな発言の中でイランとの善隣関係を強調しました。
イランとサウジアラビアの間では、昨年9月21日までにイラク・バグダッドで4回にわたり協議が行われてきましたが、ムハンマド皇太子は3日木曜、イランとの関係を改善する意向が自国にあると語りました。
同皇太子は米誌アトランティックとのインタビューにおいて、サウジ政府がイランとの協議を継続するだろうとしました。
そして、二国間協議に明るい未来を予想しているとしました。
また、イランとの関係について、「彼らは我々の隣人であり、今後も永遠に隣人であり続けるだろう。我々が彼らから逃れることはできず、彼らもまた同様である。そのため、諸問題を解決して共生の道を探る方が良い」と述べました。
これ以前にも、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外相が「わが国はイランとの第5回協議を待っている」と述べていました。
一方、イラン側もこれまでに、対サウジ協議を継続する用意があることを繰り返し表明しています。
ムハンマド皇太子は、国防相を務めていた2015年3月にイエメンへの攻撃命令を、続く2016年には、イランとの断交命令を出しています。
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