イスラエルが、欧州議会代表団のパレスチナ訪問を妨害
May 23, 2022 16:05 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルが、欧州議会代表団によるパレスチナ人ジャーナリスト、シリーン・アブ・アクレ氏の暗殺を調査する目的の現地訪問を妨害しました。
シオニスト政権軍は、今月11日にパレスチナ・ヨルダン川西岸のジェニンを攻撃した際、カタール衛星通信アルジャジーラに所属するシリーン・アブ・アクレ氏を、プレスと書かれたベストを着ていたにもかかわらず殺害しました。
アルジャジーラが23日月曜、報じたところによりますと、欧州議会代表団は、占領下にあるパレスチナの諸地域への訪問を、シオニスト政権からビザの発給を受けられなかったために実施できませんでした。
この代表団は、シリーン・アブ・アクレ氏の殉教に関連し現地の問題を調査する予定でしたが、シオニスト政権は最終的にその訪問を許可しませんでした。
代表団の一員であるマヌ・ピネダ欧州議会議員はこの件に関し、「イスラエルは我々欧州議会代表団の活動を妨害し、そのガザ地区訪問を阻んだ」と述べました。
さらにロベルタ・メツォラ欧州議会議長も、シオニスト政権の行動に遺憾の意を表明し、シリーン・アブ・アクレ氏暗殺の多角的な調査を求めました。
シオニスト政権軍は、目新しくもない自身の犯罪を隠蔽するため、アブ・アクレ氏がパレスチナ人と自軍兵士の銃撃戦に巻き込まれたと主張しています。
しかしメディアや目撃者らは、事件当日は同氏がいた場所の近くでは銃撃を伴った衝突が一切起きておらず、そのような主張は事実と違うものであるとしています。
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