6月 27, 2022 14:45 Asia/Tokyo

南米コロンビアで闘牛場の客席が突然崩れ、少なくとも6人が死亡したほか、数百人が負傷した模様です。

報道各社が27日月曜、報じたところによりますと、コロンビア中部トリマ県で26日日曜、闘牛が行われていた闘牛場の、高さ10mほどの3階建てスタンドが突然倒壊しました。

州当局によりますと、闘牛場内には当時およそ3000人の観客がいて、これまでに生後8か月の赤ちゃんを含む6人の死亡が確認されたほか、250人以上が負傷したということです。

現地からの映像では、多くの人が会場内に投げ出されて、興奮した牛から悲鳴を上げて逃げ惑う様子が明らかになっており、また牛はその後逃走し、町中が騒然としていたということです。

地元メディアによりますと、スタンドは竹や木材でできており、耐久性に問題があったとみられています。

コロンビア首都ボゴタの日本大使館によりますと、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。

今回の事件を受け、ドゥケ・コロンビア大統領は、客席が崩壊した原因の究明や被害者の支援などの対応を急ぐ考えを示しました。

コロンビアでは1980年に北西部のスクレ州で闘牛場の客席の崩壊によって500人以上が死亡するなど、過去にも同じような事故が起きていて、警察などが客席の強度に問題がなかったかなどを調べることにしています。

なお、今年8月に大統領に就任するペトロ氏は、市民が参加する闘牛を禁止する方向だということです。

 


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