ロシアが国連を非難、「ウクライナ戦争で偏った立場を表明」
7月 16, 2022 17:53 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務総長
ロシア外務省は、紛争での中立性維持の原則を順守せず、ウクライナに肩入れしているとして、国連を非難しました。
ウクライナ戦争が5カ月目を迎えている中、西側諸国は今もウクライナへの武器移送を継続しています。
ロシアはこれまで何度も、ウクライナへの西側諸国製兵器の移送は紛争を長期化するだけである、としています。
イスナー通信によりますと、ロシア外務省は声明を出し、「国連のグテーレス事務総長の表明は、同氏がウクライナ戦争に対して中立で公平な立場をとっていないことを証明している」と語りました。
ロシア外務省はまたグテーレス氏に対し、なぜウクライナが民間施設の近隣に軍事施設を設置しているのかについての説明をウクライナ側に求めるよう勧告しています。
さらに、ロシアのベルゴロド州やクルスク州及び、ロシア軍管轄下のナヴァ・カホフカ地域に対するウクライナ軍の爆撃について触れ、「グテーレス氏も、同氏の正式代表も、ウクライナ軍による民間人や民間施設への攻撃を一切非難することはなかった」としました。
グテーレス事務総長は、声明の中で、ウクライナ・ヴィーンヌィツャ市へのミサイル攻撃を非難するとともに、「国連として、民間施設・インフラに対するあらゆる攻撃を非難し、こうした犯罪に対する釈明を求める」としています。
様々な報告によれば、ヴィーンヌィツャへのミサイル攻撃で、子供3人を含む少なくとも22人が死亡したほか、100人以上の負傷者も出ています。
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