人権団体が国連事務総長にサウジアラビアのブラックリスト入りを要請
(last modified Thu, 09 Jun 2016 13:25:30 GMT )
6月 09, 2016 22:25 Asia/Tokyo
  • 人権団体が国連事務総長にサウジアラビアのブラックリスト入りを要請

20の人権団体が、国連のパン事務総長に対して、イエメンの子供の権利を大幅に侵害していることから、再びサウジアラビアをブラックリストに戻すよう求めました。

プレスTVによりますと、これらの団体は8日水曜、パン事務総長に宛てた書簡の中で、もしサウジアラビア主導の連合国がブラックリストからの除外を希望するのであれば、イエメンの子供の殺害や、病院や学校に対する空爆から手を引かなければならないと強調しました。

ヒューマンライツウォッチ、アムネスティ・インターナショナル、オックスファムなど20の人権団体の署名が入ったこの書簡は、このリストに関するサウジアラビアの政治的な対応に屈服したとして、パン事務総長を非難しました。

この書簡ではまた、サウジアラビア主導の連合軍による懸念すべき子供に対する人権侵害の証拠が見られるとしています。

これらの人権団体は、国連事務総長の決定は、軍事衝突における子供たちの権利侵害を禁止するための努力としての、貴重な手段の効果を弱めたとしています。

一部の外交筋の表明によりますと、サウジアラビアとその同盟国は、サウジアラビアの名前が国連のブラックリストから削除されない場合、国連の人道計画に対する資金援助を打ち切ると脅迫しました。

国連は、6日月曜、サウジアラビアをブラックリストから除外しました。

これは、サウジアラビアが子供の人権侵害のブラックリストに登録されたわずか1週間後に行われました。