サル痘、ブラジルとスペインで初の死者
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ブラジルとスペインで、サル痘による初の死亡例が報告されました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
7月 30, 2022 16:09 Asia/Tokyo
  • サル痘
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ブラジルとスペインで、サル痘による初の死亡例が報告されました。

サル痘は、天然痘に似た皮膚に発疹ができる病気で、ごくまれに死に至る可能性もあります。初期の感染事例は、同性愛者および両性愛者の間で確認されていました。

ロイター通信が29日金曜、スペイン・マドリードから報じたところによりますと、 ブラジルで今月20日、アフリカ大陸以外で初となる、サル痘感染による死者が報告されました。

ブラジル保健省は29日、南東部のミナスジェライス州でサル痘に感染した41歳の男性が死亡したと発表しました。この男性は、血液のがんのために免疫の機能が低下し、入院して治療を受けていたということです。

CDCアメリカ疾病予防管理センターによりますと、ブラジルでは今月28日の時点で696人の感染が確認されており、同国の保健当局は、専門家による緊急の対策チームを設置し、感染状況の監視やワクチンの確保に乗り出すなど警戒を強めています。

また、これまでに3738人のサル痘感染者が確認されているスペインでも29日、併発した脳炎が原因と見られるサル痘での死亡者が確認されており、同国保健省が詳しく調査中です。

これは欧州でのサル痘感染による初の死亡例となっています。

なお、サル痘を巡ってはすでにWHO世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しています。

WHOの今月27日時点の発表によりますと、78か国の1万8000人以上がサル痘に感染し、5人の死亡例はアフリカでのものとされています。

 


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