在ウィーン国際機関ロシア代表、「核合意復活交渉の行方を楽観視」
8月 08, 2022 20:41 Asia/Tokyo
在オーストリア・ウィーン国際機関常駐ロシア代表のウリヤノフ氏が、「対イラン制裁解除を目指してのウィーン協議の行き先を楽観視している」と語りました。
ウリヤノフ代表は7日日曜午後、レバノンのアルマヤーディン・テレビに対し、「我々はこの協議の行き先を楽観視している。現在すでに、協議は最終段階にある」と述べています。
また、「協議にそれほど長期間を要するとは思わない。今や、各関係諸国の政府にて決断する時が来ている」と強調しました。
ウリヤノフ氏は同日、ウィーン協議での調整役を務めるEUのエンリケ・モラ欧州対外行動庁事務次長と会談した後、ツイッターで「制裁解除を目指してのウィーン協議は進行中だ」と語っています。
制裁解除を目指す協議の新ラウンドは、5ヶ月近い中止期間を経て、今月4日にウィーンで開幕しました。
同協議は、最終段階という重要な節目に達しており、合意成立に向け、対イラン核合意に違反した当事者としての西側、特にアメリカの政治的決定を待っている状態にあります。
イラン代表団は、合意成立および、恒久的な制裁解除が何らかの形で保証されることの必要性、そしてこの問題が今後イランに対する圧力行使手段として残されるべきではないことを強調しています。
イラン代表団の首席代表を務めるバーゲリーキャニー外務次官は、今協議ラウンドの開始に当たり、「相手側が我々と同様の行動をとる準備ができている場合、イランは短期間で交渉をまとめる用意がある」と語りました。