米貧困層、インフレから失業の危機に
(last modified Tue, 09 Aug 2022 04:31:11 GMT )
8月 09, 2022 13:31 Asia/Tokyo

米国で物価の上昇が続き、貧困層の生活状況がさらに困難になっていることから、現在インフレに苦しむこの層の米国民がこの先失業に陥るのは必至と見られています。

米紙ニューヨークタイムズによりますと、同国統計センターの報告では、2022年7月時点で米国の全世帯の約12% が、生活上のニーズを満たすのに非常に苦労している、としています。

米ABCニュースの世論調査からは、アメリカ国民全体の3分の2以上、つまり69%が、国家経済が悪化しつつあり、過去40年間で最悪のインフレの渦中に誤った方向に進んでいると感じていることが分かっています。

アメリカでは、社会の階級格差が顕著であり、貧しい人々は生活費をまかなうことが非常に困難な状態にあります。

新型コロナウイルスのパンデミック化、ウクライナでの戦争、対ロシア制裁およびに穀物供給関連の問題などにより、アメリカ経済は現在、前代未聞のインフレに遭遇しています。

経済専門家らは、アメリカが景気後退期に入りつつあるとの見解を示しています。

 


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