EU上級代表、「協議の当事国の大半が、EUの提案内容に同意」
(last modified Tue, 23 Aug 2022 10:03:39 GMT )
8月 23, 2022 19:03 Asia/Tokyo

EUのボレル外務・安全保障政策上級代表は、「イラン核問題を巡る協議の当事国の大半が、EUの提案内容に同意している」としました。

今月4日から8日にかけてオーストリア・ウィーンで行われた、アメリカの対イラン制裁の解除を中心議題とする協議の新ラウンドでは、調整役であるEUのモラ欧州対外活動庁事務次長による案が提示され、イランはこれらの案に対し、書面での公式な回答を行いました。

ボレル上級代表は、スペインのテレビ局TVEのインタビューで、「対イラン制裁解除を目指すウィーン協議への参加国の多くが、提案に合意しているが、それについてアメリカからまだ返答が得られていない。我々は、今週中に米も返答するよう望んでいる」と述べました。

また、「イランが、EUの提案内容の一部修正を要請している、と主張しています。

ボレル氏は22日月曜にも、スペインでの会議の傍ら、「イランの回答は合理的だと考えている」と語りました。

ウィーン協議参加諸国のほとんどは、イランに対する圧政的で違法な制裁の解除に焦点を当てており、同協議がより迅速にまとまることを望んでいます。しかし、最終的な合意成立には、残されたいくつかの重要な問題に関するアメリカの政治的決定を待つ状態にあります。

 


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