バイデン氏、「中国国家主席がG20参加なら会談の用意あり」
(last modified Wed, 07 Sep 2022 10:28:30 GMT )
9月 07, 2022 19:28 Asia/Tokyo
  • アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席(アーカイブ写真)
    アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席(アーカイブ写真)

アメリカのバイデン大統領が、「中国の習近平国家主席が主要20カ国・地域(G20)会議に出席するならば、自分は彼と会談すると確信している」と述べました。

バイデン大統領の親族が様々な中国企業と幅広いビジネス関係を築いている一方、同大統領は野党・共和党から、中国に対しより厳しい姿勢で挑むよう、非常に強く迫られています。

イルナー通信によりますと、バイデン大統領の語ったG20会合は、今年11月20日にインドネシアでの開催が予定されています。これ以前に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも、両者の会談の可能性について報じていました。

バイデン大統領と習近平国家主席の会談の可能性が報じられる一方で、ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問した後、米中の緊張が高まっています。

両首脳は、今年7月29日に2時間以上にわたる緊迫した電話会談を行い、ペロシ下院議長の台湾訪問を含めた数多くの問題について話し合っています。

米中関係の緊張は、去る8月2日にペロシ下院議長が台湾入りして以後、新たな段階に入りました。この訪問後、中国はすぐさま同国駐在のアメリカ大使を呼び出し、自国の内政へのアメリカ政府による干渉行為に対して抗議しています。

「一つの中国」の原則によれば、中国・中華人民共和国と公式に関係を樹立している諸国は、台湾・中華民国と公式な関係を持つ権限がありません。アメリカも、台湾ではなく中国と、この原則に基づいて公式協定などを結んでいますが、それと並行して台湾との「非公式」な関係を続け、同地へ「非公式」に代表団を派遣しています。

中国政府は、世界に中国は一国のみであることを強調しています。また、台湾は中国に属する一地域であり、中華人民共和国が中国唯一の合法政府と見なされています。 「一つの中国」の原則は、中国と世界各国との友好的な協力関係拡大にとって、基盤となる条件なのです。

 


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