ベラルーシで、2020年の国内デモ参加により日本人に禁錮刑
(last modified Thu, 08 Sep 2022 11:49:02 GMT )
9月 08, 2022 20:49 Asia/Tokyo
  • アキヒロ・ガエフスキー・ハナダ氏(22)
    アキヒロ・ガエフスキー・ハナダ氏(22)

ベラルーシの首都・ミンスクの裁判所は6日、2020年大統領選挙の不正を訴えるデモに参加するなどして騒乱や過激主義活動などの罪で起訴されていた10人の活動家に対し、5年~17年の禁固刑を言い渡しました。そのなかには日本人の男性も含まれ、禁固16年が宣告されました。

ベラルーシの人権団体「ビャスナ」などによりますと、禁固16年の判決を受けた日本人男性はアキヒロ・ガエフスキー・ハナダ氏(22)です。同氏は、母親が在ベラルーシ日本大使館の元職員の日本人で、父親はベラルーシ人空手トレーナーだということです。

同氏らは2020年8月12日に逮捕され、今年4月から「騒乱への参加」など複数の罪状に関する審理が行われており、22400ベラルーシ・ルーブル(約128万円)の罰金刑も受けています。また、共同通信によれば、在ベラルーシ日本大使館は「可能な限りの支援を行う」と説明しています。

ベラルーシでは、2020年8月の大統領選挙の結果をめぐり大規模な抗議デモが起こりました。当局はルカシェンコ大統領の再選を発表しましたが、野党は選挙に不正があったとして結果を認めず、国民の間にも一時、激しい反政府活動が広まりました。

 


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