仏極右RN新党首にバルデラ氏、前任ルペン氏の方針継続へ
11月 07, 2022 14:21 Asia/Tokyo
フランスの極右政党「国民連合(RN)」の党首に、ジョルダン・バルデラ氏(27)が選出されました。
ロイター通信によりますと、バルデラ氏は既に約1年にわたって暫定党首を務めており、党首選では党員票の約85%を獲得しています。
バルデラ氏は演説で、イタリア移民の母親と、10年間ともに働いてきたルペン氏という2人の女性が恩人だとし、極右の立場を超えて票を集め、RNを政権政党に育てるというルペン氏の方針を継続すると言明しました。
また「政権奪取の道をともに歩もう。われわれはマクロン大統領の後を継ぐ」と述べています。
バルデラ氏は、今年の大統領選出馬のため2021年に退任していたルペン氏の後任となります。
なお、今月5日の党集会で、ルペン氏は「休暇のために党を離れるわけではない。私は国家が必要とする所に赴く」と述べており、27年の大統領選に再び立候補するとみられています。