ナショナル・インタレスト誌「米国内で第2次内戦が既に勃発」
(last modified Mon, 05 Dec 2022 05:36:11 GMT )
12月 05, 2022 14:36 Asia/Tokyo
  • 米国内での内戦
    米国内での内戦

米発行の雑誌ナショナル・インタレストは、米国内での暴力・テロ行為に触れ、同国で第2次内戦が始まっていることを明らかにしました。   

ナショナル・インタレストは報告の中で、政治的極右派、白人至上主義を原因とした武器による暴力、抗議が路上、学校、SNS上に広がっている、としています。

この報告によれば、政治的暴力を専門とし、米カリフォルニア大学世界戦略・政治学部で教鞭をとる女性Barbara Jill Walters教授は、米紙ニューヨークタイムズに掲載された「内戦や市民戦争がどのようにして開始されるか」と題する記事の中で、「誰も、民主主義が衰退し戦争に向かっていることを信じたくはないが、一部の査定は、アメリカで第2次内戦が始まっていることを示している」としました。

アメリカの第2次内戦は、一部の専門家は、内戦と呼ばれる、同国での重要な政治的暴力の時代の再分類、あるいはより一般的に、将来起こりうる内戦勃発に関する議論を指しています。

1861年2月12日から1865年5月9日にかけて、アメリカで内戦が発生しました。それは、北部のアメリカ合衆国と合衆国から分離した南部のアメリカ連合国の間で発生した内戦でした。この内戦の勃発理由は、奴隷制の状況、特にアメリカとメキシコの戦争で米国に併合された地域までの奴隷制の広がりでした。

アメリカの反誹謗中傷リーグは2021年、米国内でのテロにより、少なくとも29人が19の事件で死亡している、と報告しています。

これらの殺害事件は、そのうち3件を例外として、国民性の不満及び、マイノリティに社会が乗っ取られると主張して、多数派至上主義を掲げる「大入替理論(Great replacement theory)などの動機をもって、極右強硬派によって行われています。

大入替理論を信じる人々は、アメリカなど西側諸国への白人の勢力を減少させるための陰謀が存在すると考えています。

 


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