仏女性のおかれた深刻な状況
(last modified Sat, 17 Dec 2022 11:42:40 GMT )
12月 17, 2022 20:42 Asia/Tokyo
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仏内務省は、同国の女性がおかれた困難な状況やその立場について明らかにしました。

同省がまとめた家庭内暴力に関する報告では、2020年にフランスでは102人の女性が家庭内暴力で命を落としており、そのうち35%が過去にも被害を受けていましたが、その一方で、被害を通報したのはわずか18%と、わずか5人に1人の割合だったというが明らかになっています。

また、この102人のうち41%が銃器で、38%が刃物などで殺害されたということです。また、家庭内暴力の86%が夫婦の生活する拠点で起こっています。

一方、2019年に家庭内暴力で亡くなった女性は146人と報告されていました。これはコロナ禍のため家庭にいる時間が多くなったことによるとみられ、実際この年に殺害された割合は21%増加していました。

翌年、仏警察は家庭内暴力も警察の基本的捜査の対象することを発表し、19万3000件の通報が寄せられることとなりました。

仏政府は家庭内暴力対策として、各機関との連携を改善するため2つの地域監視システムを導入することを提案しています。

なお、今年もすでに20万8000件の家庭内暴力が確認されていますが、そのうち公共機関に通報されているのは、わずか4分の1となっています。

 


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