米中央軍が、囚人脱走によるISIS部隊再組織の危険性を主張
1月 01, 2023 18:53 Asia/Tokyo
USCENTCOM・米中央軍は、イラクやシリアの刑務所に収容されているテロ組織ISISのメンバーによって部隊が再組織されると主張しました。
ファールス通信によりますと、米中央軍は声明の中で、ISISは刑務所内に数千人のメンバーがおり、脱走し再び合流した場合には一大部隊を再び組織できると主張しました。
ニュースサイト「ニューアラブ」によりますと、米中央軍のマイケル・エリック・クリラ(Michael Erik Kurilla)司令官はこの声明の中で、「ISISはイラクやシリアの刑務所の中に、文字通り意味での軍隊を有している」と述べました。
トランプ前大統領をはじめとした米政府高官がこれまでにも認めているように、ISISは米国により作り出されたテロ組織です。
クリラ司令官はさらに、「現在、シリア全土の刑務所に1万人以上、イラクの刑務所には2万人以上のISIS指導者および戦闘員がいる。昨年1月にシリア東部ハサカ県の刑務所からISIS要員が脱走したことは、こうした刑務所から生まれるリスクを浮き彫りにした」と主張しています。
同司令官はまた、シリア北東部のアルホル・キャンプに暮らす子供たちが、ISISによる過激派および次世代戦闘員の育成のターゲットにされているとしています。