在ウィーン・ロシア代表、「“協議のボールが西側にある”というイランの言い分は正当」
1月 03, 2023 16:22 Asia/Tokyo
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在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ常駐代表
在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ常駐代表が、制裁解除をめざす核協議に関するイランの立場を認め、「イランはこれまでに繰り返し、ウィーン協議を結果に導く用意があることを表明している」と語りました。
ウリヤノフ常駐代表はツイッターで、「イランは最近、核合意復活のためのウィーン協議の決着に向けた用意が自国にあることを、繰り返し表明している。”協議のボールは西側諸国のコートにある”という、同国の言い分は正しいものだ」と述べました。
キャンアーニー・イラン外務省報道官は2日月曜、核合意復活協議について、「協議のボールは、相手側である西側諸国のコートにある」としています。
同報道官はこの発言において、ウィーン協議をめぐりヨルダンでイランとEUが行った交渉に触れ、「協議再開と最終合意を目指しての交渉を継続すべきという見解の一致が得られ、さまざまなレベルでのメッセージ交換が続けられている」と述べました。
そして、「イランは、自らの譲れない一線を守りながら、数ヶ月にわたる厳しい日程の集中的な交渉の結果得られた合意草案に基づいて協議をまとめる準備が完全にできているが、この状態は永遠に続くものではない。現在協議のボールは、相手側である西側諸国のコートにある」と続けました。
ジョゼップ・ボレルEU外務安全保障政策上級代表は先日、ヨルダン首都アンマンでアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と会談した後、ツイッターに、「この会談では、双方がやり取りのルートを引き続き開けておき、ウィーンでの協議に基づいて核合意を復活させることで合意した」と書き込んでいます。
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