ベネズエラ大統領が、ロシア・中国との同盟結成を提案

ベネズエラのマドゥロ大統領が、ラテンアメリカにおけるロシアおよび中国の同盟諸国によるこの二国との政治経済的同盟の結成を提案しました。

ロシアのアラビア語チャンネル・ロシアアルヨウムによりますと、ベネズエラのマドゥロ大統領は国会に対し、ラテンアメリカでロシアおよび中国の同盟諸国による政治的枢軸の結成を提案しました。

マドゥロ大統領はまた、この件をブラジルのルラ大統領、コロンビアのペトロ大統領、アルゼンチンのフェルナンデス大統領らとの電話会談において提起したことも強調しました。

続けて、政治的および経済的同盟を結成するために、ラテンアメリカおよびカリブ海地域の（各方面の）努力を統合するための新たな期間を設けるとしました。

そして、「この同盟は、ロシアおよび中国と共に勢力を形成する新機軸になるだろう」としました。

ラテンアメリカでロシアおよび中国の同盟諸国の機軸を作るというマドゥロ大統領の提案は、ラテンアメリカに革新的な左派の大統領および政府が生まれる傾向がある一方で、アメリカ率いる西側とその国際的競争相手である諸大国、つまりロシアと中国との間の対立の深まりに注目して提起されたものです。

さらに、マドゥロ大統領の今回の提案のもう１つの理由として、ラテンアメリカの進歩的な左派政府や大統領に対しアメリカが圧力をかけ続けていることが挙げられます。

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