イギリス首相、2016年10月までに辞職

イギリスのキャメロン首相が、2016年10月までに首相を辞任するとしました。

イギリスのキャメロン首相は、24日金曜、EU離脱の是非を問う国民投票で、最終的な結果が発表された後、演説を行い、イギリスはEUからの離脱を協議するため、新たな政府を必要としているとしました。

キャメロン首相はまた、新たな段階において国を導くのに自身は最適な人物ではないとして、今年10月から新たな首相が業務を始めるべきだとしました。

さらに、EUからの離脱の中でイギリスの利益を守るために努力するとして、「イギリスはEUに残ることで、より大きな安全を確保できると考えている」と述べました。

キャメロン首相は、イギリス在住のEU市民とヨーロッパ諸国に居住するイギリス人に対して、個人と物資の往来の自由を確約しました。

また、EU離脱を支持する人々の票を尊重すべきだとして、「イギリスのEU離脱の影響は、すぐには現れず、イギリスはEUから離脱しても生き残るだろう｣と語りました。

さらに、来週の欧州評議会の会合に参加するとしました。

イギリスの国民投票で、EU離脱派は1678万4千票を獲得し、勝利しました。

イギリスの人々はこの国民投票で、欧州経済共同体への加盟以来の、４３年間のEU加盟国の歴史を終わらせました。