北朝鮮が、国連事務総長の発言を厳しく批判
(last modified Wed, 22 Feb 2023 12:04:41 GMT )
2月 22, 2023 21:04 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮が、国連事務総長の発言を厳しく批判

北朝鮮が、アメリカによる同国への敵対政策を無視して北朝鮮ばかりを非難したグテーレス国連事務総長の発言を厳しく批判しました。

北朝鮮は常に、アメリカの朝鮮半島への軍事駐留や、地域諸国との合同軍事演習を地域の情勢不安の原因とみなしており、アメリカがこうした敵対行為をやめない限り、自らの核・ミサイル計画を放棄しないと強調しています。

18日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを発射したことをうけ、グテーレス国連事務総長はこれを厳しく非難し、同国に対し、いかなる挑発行為もやめ、朝鮮半島非核化のための対話を再開するよう求めました。

こうした中、韓国の政治家らからは、核兵器を保有すべきだとする意見が上がっています。

AP通信によりますと、北朝鮮外務省の国際機関担当次官は、国営メディアに掲載された声明の中で、「何よりも残念なのは、国連事務総長が以前の米国務省と変わりない非論理的で不適切な発言を繰り返していることだ」としました。

同次官はその上で、北朝鮮のミサイル発射は、年頭の米韓合同軍事演習でアメリカが長距離爆撃機を配備したことへの報復であり、北朝鮮に関する安保理会合を開催しようとする動きへの警告であるとしました。

そして、「国連事務総長は、朝鮮半島問題に関する非論理的で偏見に満ちた姿勢は、米国やその同盟国による敵対政策が北朝鮮を刺激しているということを証明することになると理解すべきだ」と述べました。

 


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