フランスで、物件の賃貸でも人種差別
2月 23, 2023 18:48 Asia/Tokyo
様々な統計から、フランスで家主の87%が物件を貸す際に、人種差別的な行動をとっていることが明らかになっています。
IRIB通信によりますと、フランスの関係機関の発表では、同国の家主の87%が物件を貸すに当たって、人種差別に追従しています。
こうした中、フランスの法律に基づけば肌の色、人種、宗教、年齢、身体障害などを理由に、居住や物件の賃貸といった他人の社会的権利を奪う権利は誰にもありません。
もっとも、この法律は紙面上でのものであり、フランス社会は事実上違う形で行動しています。同国では、家主の大半が不動産に対し、物件を貸す際、自分の優先的条件を順守するよう強要しています。
人種差別と戦うある民間団体は、フランスで最も人種行為の犠牲者となっているのはアフリカ系、アラブ系市民である、としています。
最新の統計では、フランスでは1200万人もの人々が適切でない住居に生活した経験を持っており、昨年1年間だけで33万人がホームレス状態にあったということです。