米ジャーナリスト・ハーシュ氏、「米メディアはウクライナ支援への不満に関する情報を隠蔽」

ピューリッツァー賞受賞者の米国の著名なジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が、「米メディアは、米国人の過半数がウクライナへの多額の支援に不満を抱いているという事実を隠蔽している」と語りました。

ロシア・スプートニク通信が３日金曜、報じたところによりますと、ハーシュ氏は中国のテレビチャンネルCGTNのインタビューで、米メディアは60％以上の米国人がウクライナへの多額の支援に不満を抱いているという情報を隠していると語りました。

また、「60%以上のアメリカ人がウクライナ支援にこれだけの資金が消えていることに不満を抱いている...　米国のメディアはこのことを伝えていない｣と述べました。

さらに、「メディアはまた、欧州、特にドイツで毎週行われているウクライナ支援への資金拠出に反対したり、戦争そのものに反対する抗議デモについても報道していない...」と述べています。

なお、ロシアの国家安全保障会議副議長のメドベージェフ氏はこれに先立ち、欧州が提供したものを除いた米国の対ウクライナ軍事支援総額が近いうちに約500億ドル（約6兆8000億円）に達すると発表していました。

欧米諸国は、ウクライナ戦争の早期終結を狙い、同国への軍事支援に熱を上げていますが、これは皮肉にもこの戦争の長期化を招いています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。