南米エクアドルでM6.8の地震、13人が死亡
3月 19, 2023 16:39 Asia/Tokyo
南米エクアドルで現地時間の18日土曜、M(マグニチュード)6.8の地震が発生し、少なくとも13人が死亡しました。
米CNNが、USGS米地質調査所の発表として報じたところによりますと、震源はエクアドル南西部バラオ近郊で、震源の深さは65キロあまりとされています。
エクアドル大統領府の報道局はまた、「震源の南に位置するエルオロ県で少なくとも11人、アスアイ県で少なくとも1人が死亡し、負傷者は病院で治療を受けている」と発表しました。
当局によりますと、エルオロ県では防犯カメラ塔が倒れて3人が死亡したほか、アスカイ県では、乗っていた車に壁が倒れかかって下敷きになり死亡者が出たということです。
USGSの基準では、今回の地震は「相当数の死傷者が出て被害が広範に及ぶ可能性が高い」地震に分類されています。
さらに、今回の地震ではエクアドルの最大都市、西部グアヤキルでも「非常に強い」揺れが感じられたということです。
さらに、現地のCNN提携局は、世界遺産登録の歴史地区のあるアスアイ県クエンカで建物に被害が出たと伝えました。
なお、米気象当局によりますと、この地震による津波の警告は出ておらず、グアヤキルとクエンカの空港は平常通り稼働しています。