プーチン露大統領、「中国との協力は軍事同盟ではない」
3月 27, 2023 19:53 Asia/Tokyo
-
プーチン露大統領
ロシアのプーチン大統領は、「我が国と中国は軍事同盟を結成しておらず、軍事協力についても隠し事は何もない」と述べました。
ロシアのタス通信によりますと、プーチン大統領は26日日曜、ロシアと中国が協力することが西側を脅かしているという主張を否定し、「我が国は中国と軍事同盟を結成してはいない。中国との協力は技術的・軍事的なものだが、これに関連して隠している事柄はない」と述べました。
続けて、「我が国は、共同演習を含めて中国との軍事協力を拡大させている。しかし、これは中国に限ったことではなく、他の国々との協力も行っている。この事柄は、はっきりと透明性を持たせており、また軍事同盟が結ばれているわけでもない」と強調しました。
また、西側が世界でより広範囲にわたる同盟を形成しようとしていることに触れ、「米国とNATO北大西洋条約機構は、第二次世界大戦でドイツ、イタリア、日本が結んだ同盟に近似する新しい枢軸を作り始めている」と指摘しました。
プーチン大統領は先日、中国の習近平国家主席とモスクワで会談を行い、両国が友好的・親密な関係にあると表明しています。
ロシアと中国は、国際情勢や世界秩序の実情が多極主義に向っていると考えています。しかしアメリカを筆頭とする西側諸国は依然として、一極主義体制の維持を主張し続け、自分たちが世界警察の役割を担うように企み、一極主義を通じて自らの目的をはたそうと望んでいます。
タグ