ロシア大統領府報道官;「仏からの米国批判は久しぶり」、マクロン仏大統領の核兵器発言に反応
4月 09, 2023 16:04 Asia/Tokyo
露大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官が、フランスからのアメリカ批判を聞いたのは久しぶりだ」とコメントしました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ペスコフ氏のこの表明は、8日土曜に放送されたロシア国営放送のインタビューのなかで、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の「いかなる国も他国領土に核兵器を配備すべきではない」という発言に反応してのものです。
今月5~7日に中国を訪問したマクロン大統領は、記者会見のなかでロシアがベラルーシに核兵器を配備する決定について、国際法上の義務に合致しないと批判するとともに、「いかなる国も、どんな条件であっても、他国領土に核兵器を配備することはできない」と表明していました。
マクロン大統領の発言について受け止めを尋ねられたペスコフ報道官は「フランス大統領からここまで激しい米国批判が飛び出すのは久しぶりですね」とコメントしています。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は最近、ベラルーシ領内に戦術核兵器を配備することでベラルーシ側と合意したと明らかにしました。
また、ベラルーシに核兵器を引き渡すのではなく、ロシアが自らの核兵器をベラルーシ領内に配備するもので、NPT核拡散防止条約には違反しないと説明するとともに、米国が同盟国に対しここ数十年間でやってきたことと同じことをするだけだと指摘しています。
ベラルーシへの戦術核配備についての西側諸国の批評では、米国による欧州への核配備が考慮されていません。
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