制裁にもかかわらず、イラン産原油を輸入する欧州諸国が増加
4月 23, 2023 16:20 Asia/Tokyo
欧州委員会において統計を担当する部局・ユーロスタットが、「2022年に3つのEU加盟国がイラン産石油を輸入しており、その新しい顧客はブルガリアである」としました。
イルナー通信によりますと、ユーロスタットが発表した統計では、昨年はEU加盟国であるルーマニア、ポーランド、ブルガリアが4181トンの原油または石油製品をイランから輸入したことが明らかになっています。
EUによるイラン産石油輸入量はそれほど重要な数字ではないものの、これはヨーロッパの製油所が米国の対イラン制裁を無視しようとしていることを示すものです。
また、これらの数字を公式のヨーロッパの石油輸入統計に含めることは、ヨーロッパ当局が制裁から回避、すること、または少なくとも、米国の対イラン制裁政策に対する抗議の意を表明しようとしていることを示しています。
クリス・マーフィー米民主党上院議員は様々なツイートやコメントにおいて最近、“イランとの核合意からの離脱によって同国とより強力な合意を締結できる”というトランプ前米大統領の主張を誤りだとし、アメリカの離脱は、過去 50年間のわが国の外交政策中最も愚鈍な決定であるوと述べました。
マーフィー議員はまた、トランプ氏による最大限の対イラン圧力行使や制裁からは何も得られておらず、核合意からのアメリカの離脱はイランをより強大化させた事実を認めています。