EU上級代表「各国への米国の制裁は国際法違反」

EUのボレル外務安全保障政策上級代表は、ロシアに対する大規模な制裁行使を正当化するとともに、アメリカによる各国への制裁は国際法違反だとしました。

ボレル上級代表はシンガポールの英字紙ザ・ストレーツ・タイムズ のインタビューに応じ、「制裁という言葉はヨーロッパの条約のいずれにも記されておらず、代わりに単に『制限措置』が使用されているだけだ」と語りました。

また、「我々はロシア産ガスの購入や、ロシアが兵器製造に必要とする電子機器の売却を制限している」としながら、「ヨーロッパの制限措置とアメリカの制裁措置の間には大きな違いがある」と強調しました。

さらに「我々は、自らの法律を第三国に押し付けることはしない。このため、インド企業によるロシア産ガスの購入を阻止することはできない」とし、「第三国に法を行使することは国際法に反するものと見なしている」と述べました。

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