ドイツで、NATO演習とウクライナへの武器供与に抗議するデモ実施
(last modified Mon, 19 Jun 2023 11:51:26 GMT )
6月 19, 2023 20:51 Asia/Tokyo

NATO北大西洋条約機構が史上最大規模の空軍演習を実施する中、ドイツ全土の各都市では複数のデモが行われました。

ドイツでのNATO演習とウクライナへの武器供与に対する抗議

 

ロシアトゥディによりますと、NATOが現在史上最大規模で行っている軍事演習「Air Defender 23」に抗議する人々は、ドイツのドレスデン、ブランデンブルク、ヴィースバーデンなどの各都市で、数百人規模の平和的なデモ行進を行いました。

参加者らはこのデモで、ウクライナへの武器供与を止めるよう求めました。

今回のNATOの演習は、25か国から兵士1万人および軍用機220機が参加し、6月12日から6月23日までの日程で行われています。

 

軍事演習「Air Defender 23」

 

ドイツ東部ドレスデンの街頭では、東ドイツの治世下で民衆が蜂起した6月17日の「東ベルリン暴動」70周年にちなんで集まった人々数百人がデモを行い、「平和と自由」「今日は戦車、明日は軍用機、明後日は我々の息子たち」などのスローガンを唱えながら、民主主義の実践、武器供与の停止、社会的公正を求めました。

 

軍事演習「Air Defender 23」

 

ドイツのキール世界経済研究所が示した統計によれば、同国政府は2022年1月末から2023年2月末までの期間に、ウクライナに対して約46億ユーロの軍事支援を行っています。

この統計には、ドイツが今年5月13日に発表した27億ユーロの追加軍事支援は含まれていません。

これらの支援については、ドイツのショルツ首相も5月末、ディ・ウェルト紙とのインタビューで、「ドイツは現在、ウクライナに対する資金援助、人道支援、武器供与において、第2位の支援国となっている」と明らかにしています。

 


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