ロシアが、ポーランドへの核兵器配備について警告

ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領が、ポーランドへの核兵器配備および、この国がこれらの兵器を使用することについて警告しました。

ロシア・タス通信によりますと、メドベージェフ氏は１日土曜、「ポーランドへの核兵器配備の可能性により、この国は核兵器使用を促されるかもしれない」と述べています。

また、NATO北大西洋条約機構の核計画参画を目指すポーランドの野心について、「この国への核兵器配備要請によって引き起こされる唯一の危険は、その種の兵器が使用されることである」と述べています。

これに先立ち、ポーランド首相は「我が国として、ベラルーシへのロシア核兵器配備を理由に、NATOの核計画に加わりたいと考えている」と表明していました。

こうした中、ベラルーシへのロシアの核兵器の配備は、NATOに加盟しているヨーロッパ諸国へのアメリカの核兵器移転に対する対抗措置とされています。

去る6月16日、ロシアのプーチン大統領は、同国初の戦術的核弾頭が現在ベラルーシにあり、最終的な移送は今年末までに完了すると述べていました。

また、その前の今年5月25日、ベラルーシとロシアの国防大臣は、ベラルーシ領土内への戦術核兵器の配備に関する文書に署名しています。

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