西側諸国が、対ロシア戦争終結前のウクライナNATO加盟に反対
7月 12, 2023 21:34 Asia/Tokyo
NATO北大西洋条約機構の加盟国の首脳らは、ロシアとの戦争終結までにウクライナがこの軍事組織に加盟する具体的なスケジュールはないと発表しました。
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は、リトアニア・ビリニュスでのNATO首脳会議が始まる数時間前に、この軍事組織に対し、ウクライナを非公式加盟国として承認するよう要請しました。しかし、NATO首脳会議では、これまでの約束にもかかわらず、ほとんどの加盟国がウクライナの加盟に同意しなかった形となっています。
NATO加盟国はビリニュスでの会合で、ウクライナの将来的な加盟に合意したものの、加盟の具体的な日程を提示することは差し控えました。
NATO加盟国は、この軍事組織がウクライナの軍事・安全保障能力の向上に寄与すると表明しています。
NATO首脳会議と同時に、ロシア空軍はウクライナに対する新たな空爆を実施し、その際に同国首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)、オデッサ港、ヘルソンのインフラが標的となりました。ロシア当局者は繰り返し、「西側諸国からのウクライナ向け兵器送付はこの紛争を長引かせるだけであり、予測不可能な結果をもたらすだろう」と表明しています。
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