Pars Today

米・メキシコ国境に配属されている兵士と医師の間で交わされた電子メールから、米国の非人道的な移民対応の実態が明らかになりました。

CNNは、ある米兵が上司に送った電子メールの内容を報じました。それによると、米兵から医師らに対しては、米・メキシコ国境のリオ・グランデ川を越えて米国本土に入ろうとする移民を川の中に押し返し、酷暑の中でも飲み水を与えないよう指示が出ていたことがわかりました。

報道によると、兵士や医師らが今年6月の最後の1週間に国境地帯で救助に動いたのは、意識を失った4歳の女の子、有刺鉄線で脚に大けがを負った男性、脚を骨折した15歳の少年、有刺鉄線で動けなくなり胎児を流産した19歳の女性の4人に対してのみでした。

さらに国境地帯では、母親とその子供2人の3人が、有刺鉄線のない場所から国境を越えようとして溺死したとも報じられています。

こうした中、米司法省と国土安全保障省は、移民を数か月にわたって虐待したとして起訴されたテキサス州の郡長の処遇をめぐり、話し合いを続けています。

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