セルビア大統領が、ロシア・ウクライナ戦争終結を予測

セルビアのブチッチ大統領が、ロシアとウクライナの間で来年3月から4月ごろに停戦が成立するだろうと予測しました。

ロシアのプーチン大統領は28日金曜、自国サンクトペテルブルクで開かれた第2回ロシア・アフリカ首脳会議において、ウクライナ戦争とこれにつながる危機の終結に向けて平和への方策を求めていく用意があると述べました。

また、ロシア外務省のザハロワ報道官も、ウクライナ危機の解決に向けて約30件の和平構想が、公式・非公式ルートを通じて各方面から自国に寄せられていると語っています。

ブチッチ大統領は今回、セルビアの民放テレビ局「Prva Srpska Televizija」とのインタビューで、「ウクライナ戦争は消耗戦になりつつあり、そのために我々全員が苦しんでいる。しかし、来年の3月か4月にはある種の停戦が成立するだろうと、私は信じている。（そうすれば）世界のすべての人々にとって大きな飛躍となり、貸出金利も低下して経済が成長するだろう」と述べました。 

そして、「ウクライナ戦争の停止が1年、2年、3年でも実現すれば、皆がより良く暮らせるようになるだろう」と強調しました。

ウクライナ危機の解決に向けては、中国もこれ以前に、最も優先すべき課題をまとめた12項目から成る和平案を提示していましたが、他の案と同様にアメリカが妨害し、実現には至りませんでした。

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