イギリスで、構造的人種差別が拡大
(last modified Tue, 15 Aug 2023 11:52:39 GMT )
8月 15, 2023 20:52 Asia/Tokyo

イギリスのある支援団体が、同国での構造的人種差別の拡大について警告を発しています。

プレスTVによりますと、イギリスのある支援団体は、「国内で職業が安定していない、又は弱い立場の職に就いている黒人など少数派労働者の数はこの1年間で倍増している」と警告しました。

この団体の調査によりますと、イギリスではおよそ400万人の市民が安定した職業に就いておらず、2022年にはこのうち約80万人を黒人や少数派の人々が占めていました。ちなみに、2011年には36万人だったとされています。..

また、この10年間にイギリスでの黒人や少数派の人々の雇用件数は170万人増加しているものの、このうちの27%は雇用安定が保障されていません。

これ以前に、セント・アンドリューズ大学、マンチェスター大学、キングス・カレッジ・ロンドンが行った調査の結果、イギリスでは少数派集団の3人に1人強が、人種差別的動機をもつ身体的あるいは言葉による暴力を経験していることが明らかになっています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem