米で飲酒による女性の死亡率が増加

アメリカで行われた最新研究から、同国での飲酒による死亡者数が女性を中心に急増していることが分かりました。

米NBCニュースによりますと、アメリカでは飲酒に関連した疾患を抱える女性の割合が増加傾向にありますが、その増加率は男性と比べて15%高くなっています。

研究者らは、女性は不安に対してより飲酒に走り、その後、飲酒する状態が通常化しやすいことが分かった、としています。

肝臓疾患を専門とする米ニューヨーク・マウントサイナイ病院のタチアナ・クシュナー博士は、飲酒と肝機能の関係について、「アルコールが（分解される際に合成される中性脂肪が）肝臓に蓄積し、身体にさらなる悪影響を及ぼす」と説明しました。

この記事によれば、肝臓が機能障害を起こせば移植が必要になる可能性があるものの、一部のケースでは、飲酒をやめることで肝機能の回復が見られるということです。

アメリカの医学誌「JAMA Network」に掲載されたこの研究ではさらに、同国で飲酒による死亡者が大幅に増加し、20歳から49歳の国民の死因のうち2割はアルコールの過剰摂取であったことが示されました。

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