フランス、ニジェールからの部隊一部撤収へ協議
9月 06, 2023 17:25 Asia/Tokyo
フランスが、西アフリカ・ニジェールに駐留する部隊の一部撤収について、同国の軍関係者と協議を開始しました。
ロイター通信によりますと、これは仏紙ルモンドが5日火曜、関係筋の話として報じたもので、現段階では撤収する兵士の数や時期は決まっていないということです。
また、クーデターで権力を掌握した軍政ではなく、フランスと長年協力関係にあった軍の関係者との間で協議が行われています。
現在1500人の仏軍部隊がニジェールに駐留していますが、一部は帰国し、チャドなど近隣の地域に再配置される可能性があるということです。
ニジェール軍政のゼイン首相は4日月曜、記者会見し「ニジェールにおけるフランス軍の駐留は違法であり、我が国にフランス大使の居場所はない」と表明しました。
去る7月26日、ニジェール大統領警備隊は同大統領宮殿内でムハンマド・バズム大統領を汚職、西側諸国との共謀、貧困の放置という容疑で逮捕し、解任しました。
ここ数日、ニジェール国民は同国の軍事評議会への支持を表明するとともに、デモの実施によりニジェールからのフランス軍の撤退を要求しています。